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【広報誌 イイケア連載】 知られざる訪問介護の世界

ヘルパーステーション|イコール在宅ケアサービス

介ゴ士と、食

人や場所によって、様々な姿を見せる「食」。今回は、訪問介護員ならではの「食」についてご紹介します。

 

【我が家のお袋の味は…】
笹川
皆さんには、お袋の味ってありますか?大きな声では言えませんが残念なことに私には無かったんです。だって母はあまり料理上手とは…ごにょごにょ。
でも!訪問介護員になっていろいろな料理を教えて下さる利用者さんにたくさん出会いました。中でも、つくしの佃煮、アケビの甘辛煮など季節を味わう喜びまでも伝授して下さり、我が家に、お袋の味ができました。自分で言うのもなんですが、ちょっとだけ料理も上達しましたよ~!

【煮込み料理はお任せください!】
小笠原
普段は身体介護の派遣に入ることが多いもので、たまにご利用者の方のお食事を作らせて頂く際は、なかなか緊張してしまいます。
先日まさにその機会がありまして、「なにを作ろうか?」と冷蔵庫を前に考えていた時、ご利用者の方が、私の肩をトンと叩き、笑顔で「おじや」とリクエストして下さいました。その後、「美味しい」という言葉を聞いて、やっと胸を撫で下ろしました。煮込み料理に、少し自信が持てました (笑)

【穏やかな食事】
中島
以前、あるご利用者の方の外出に同行した時、そのまま外で食事をすることになりました。新しくできたパンが食べ放題のお店だったのですが、お食事をお手伝いさせて頂きながら、焼き立てのパンが運ばれるたび、「次はどのパンだろう…」と、楽しくお話したことを思い出します。
食事をされて喜ばれている姿を見ると、私の方が元気をもらえる気がします。仕事中ということを忘れてしまいそうになる、穏やかな時間でした。

【ひみつの食べ物】
尾崎
食いしん坊の私のこと、派遣に伺うかばんの中には、いつでも甘~いミルクティとしょっぱいお煎餅が入っています。派遣が終わったら、嵐をバックミュージックに、お煎餅をかじりながら、ミルクティを飲んで、至福のひとときを過ごし、次の仕事への活力にしています。
そしてもう1つ忘れてはならないのが、ミント味のガムです。これを忘れると、次の派遣のお宅で、「お煎餅食べてきましたって匂いがしてるよ」って事になってしまいます。

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