業界を変えたベストセラー車イス|NEXT COREシリーズ
たった数年前、2013年頃ごろまでは、車イスと言えばビニール貼りの暗色、病院の入口の前に置いてあるような製品が多く、「おしゃれにリニューアル!」とか謳われた新製品でもチェック柄がせいぜいの時代が50年!くらい続いていました。


やむを得ない理由もありました。汚れが目立ちづらい良さがありますし、耐久性重視という考えもあります。でも「介護の利用者はデザインなんて見ないだろ」といった消費者目線ではない業界気質もあるように思えました。でも、世はすでにスマホになり、高齢者でも当たり前にジーンズをはく時代です。モンペの時代じゃあるまいし、、、
ドーン!

そんな時、ネクストコアが発売!
最初に福祉機器展でこの商品を見た際は、やっとというよりビックリしました。しかも出したのは、当時の車イス四天王メーカー(筆者私見)の松永製作所。ブースの気合も入っており、もちろん人だかりでした。
しかもこの商品は、見た目だけではなく、値段が安い! 機能もバツグン!だったのです。
まず、値段ですが、既存のものより20~30%ほど卸価格が抑えられていました。カッコいいのに、安いのです。みんながウワサを聞きつけ売れるのに、価格が安くできるです。お客様にも喜ばれます。
機能では、国内全ての自走型車イスの中で最も横幅がスリムな製品でした。在宅の福祉用具の相談員のよくある悩みで“お客様に納品してみたら、思ったより廊下幅が狭く宅内で使いづらかった。。。(だから交換納品で二度手間( ;∀;))”というものがありました。でも最小クラスであれば、当然取り回しもいいうえに「これより全幅がスリムなものは無いので、車イス以外で工夫をしてみましょう」と言えてしまうわけです。

また標準のクッション性が高いのも非常に便利でした。車イスはサスペンションが無く、路面の衝撃がダイレクトにお尻に来て痛く、クッションとセットでの利用が推奨でした。ネクストコアは標準で十分なクッション性がありました。また汗むれしづらいメッシュタイプのクッションでした。
ほかにもいいところはたくさんあります。老舗・松永製作所だからパーツや交換部品も揃っており、バリエーション展開もよし。ヒットしないわけがありません。全国の福祉用具関係者が殺到したわけです。

その後、グッドデザイン賞も受賞。
あまりの席巻ぶりに他のメーカーも一斉にデザインに取り組みだしました。車イスだけでなく、多ジャンルの介護機器メーカーにも影響は波及したと私は見ています。
今では昔ながらのデザインの車イスはほとんど売られていません。廉価のものでも華やいだデザインのものが増えました。もし、病院や役所の入口などで古いデザインの製品を見かけたら、それはユーザーのために設備更新をする気が無いことの証です。

また、車イスの値段もこの5年でぐっと下がりました。昔は機能が何もない形だけの車イスでも5万円などで平気で売られていましたが、そういう製品は2万円程度まで市場価格が下がりました。
デザイン・値段とも業界の様相を変えた製品と言えます。
ちなみに車イス老舗四天王メーカー、最近は脱落気味のところも出ているようです。同業他社を突き放す一打にこのネクストコアがなったようです。追いすがるメーカーは、このネクストコアにならったシリーズを追っかけで出しています。もちろん、松永製作所もラインナップの充実や、昔から安定しているメンテ構成などで他社を突き放しにかかっています。
業界を変えた、エポックメイキングな商品であり、老舗の安定感も備えるネクストコア(NEXT CORE)シリーズをぜひお試しください。
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