8月13日「感染症及び食中毒発生の予防及び蔓延の防止」について研修が行われました。
今回はサービス提供責任者の今田、ケアマネージャーの櫻本が講師を務めました。
介護の現場では、ご利用者はもちろん、私たち自身の健康を守るためにも、感染症や食中毒への正しい知識と適切な予防策が不可欠です。良い接遇が信頼を高めるように、正しい知識と行動はご利用者が安心してサービスを受け、自立した生活を送るための基礎となります。また、私たちが健康で働き続けるためにも、自己防衛の知識は欠かせません。
研修では、まず感染症が冬に多く食中毒が夏に多いこと、ウイルスと細菌の主な違いや、病原体・感染源・宿主という感染の三要素について詳しく解説がありました。特に、介護現場で有効な感染経路の遮断策として、うがい・手洗い・マスク・ワクチン接種の重要性が強調されました。
実践的な内容としては、ノロウイルスなど感染性胃腸炎の嘔吐物処理の対応方法について、使い捨てのガウンや手袋を装着し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する一連の手順を参加者全員が真剣な眼差しで学びました。
また、調理における食中毒対策についてもグループで活発な話し合いが行われました。調理前の手洗いや調理中の肉と野菜を分ける順序、食材の消費期限確認、十分な加熱、余った食材の適切な保管、そして調理後のアルコール消毒や排水口の掃除など、日々の業務に直結する具体的な注意点が共有され、大変参考になりました。
☆食中毒予防の基本は「つけない、増やさない、やっつける」であると改めて強調され、この三原則を徹底することが重要だと感じました。
そして、常に最新の正しい知識を持つことが、利用者様の安心と、私たち自身の健康を守る好循環を生む!という大事な説明もありました。
研修資料は厚生労働省などの公的機関の情報を基に作成されており、科学的根拠に基づいた信頼できる情報源の重要性ではありますが、情報は常に更新されるため、これからも継続して学び、安全で安心な環境を提供できるよう努めていきます。
今回のおやつはお団子と水まんじゅうで暑い季節にピッタリの爽やかな味わいでした。